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諸葛亮の死後、蜀はどんな政治をおこなったのか?~王平の活躍

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 蜀では孔明の死後、蒋琬が大司馬に就任。孔明と同じように漢中で政務を執り行っていたが…。

蒋琬体制の終わり

 体調を崩した蒋琬は漢中から成都に近い涪に移動することとなった。

蒋琬
蒋琬

この川を下れば僕の故郷荊州。なんて近くて遠い…

姜維
姜維

蒋琬様、こんな所にいてはお身体にさわります

蒋琬
蒋琬

涪に行けばもうこの漢水の流れも見られない。

最後に目に焼き付けたくて…

姜維
姜維

また病が落ち着けば、漢中に戻れます

蒋琬
蒋琬

気休めを…。僕は亡き丞相の真似をして、一人でやり過ぎた。僕ごときの体が悲鳴をあげるのは当然だ

姜維
姜維

真似などと…。漢水を使って、魏に攻めこむというのは独創的で感服しました。帝の反対がなければ…

蒋琬
蒋琬

帝は僕が荊州で死にたがっていたのを見逃さなかったのさ。

僕ら蜀漢の臣、いや孔明様の教え子たちは命燃え尽きるまで戦い続けなくてはならない定め…

姜維
姜維

定めですか…

蒋琬
蒋琬

魏延が生きていれば喜んで漢水を下ってくれたのに…。楊儀が自殺しなければ漢中の留守番を頼めたのに…。彼らに対してはそう思うが、丞相に対しては思わない。

丞相が完全燃焼して死んだのを知っているからね

姜維
姜維

確かに…

蒋琬
蒋琬

さて、そろそろ戻らないと。涪に行っても仕事はたくさんある

姜維
姜維

蒋琬様、私も丞相の教え子なのでしょうか

蒋琬
蒋琬

当たり前じゃないか、姜維。君も死ぬ寸前まで戦い続けなくてはならない定めだよ

曹爽の暗躍

 一方、魏では曹爽と司馬懿が徐々に仲違いし始めていた。

曹爽
曹爽

せっかく大将軍になったのに、兵ひとつ動かすにも、仲達のじじいにめっちゃ気を使うぜ!

何晏
何晏

それなら、あの爺から兵を取り上げればいいのよ

曹爽
曹爽

大尉の職を下げるのは無理だろ、逆にぶっ殺されるぜ

何晏
何晏

違うわ、逆に上にあげるのよ!

 そんなわけで司馬懿は名誉職の太傅に祭り上げられ、実権を失ってしまう。

曹爽
曹爽

よぉーし、兵士も動かせるようになったし、一気に蜀に攻めこんで見るか!

何晏
何晏

どんだけー! でも勝ち目あんの?

曹爽
曹爽

親父が残した漢中の地図があんだよね。どうやら裏道があるようだから、そこから攻めれば楽勝!

何晏
何晏

じゃあ蜀なんて背負い投げー! 蒋琬も病気らしいし、楽勝じゃない

 そんなわけでテンション高く、曹爽を総大将として夏侯玄、郭淮、司馬昭などを連れて、魏は蜀攻めに入った。

興勢の戦い

 漢中を守るのは王平。かの有名な馬謖の副将を勤め、馬謖軍の全滅を防いだ名将だ。

王平
王平

魏軍10万が駱谷道方面から攻めてきただと?

劉敏
劉敏

こちらの兵は3万ほど。撤退し、倍の援軍と合流すべきです

王平
王平

いや、駱谷道をくるならば、そこで釘付けにして、援軍を待つのが最善の策だ

 蜀軍は駱谷道の麓の興勢山に布陣。大軍を生かせない山道で迎撃体制をとった。

何晏
何晏

どんだけー! 道の先は蜀兵でいっぱいよ!

曹爽
曹爽

くそ、司馬昭もみているんだぜ。ここで退けるか!

 魏軍は総攻撃を仕掛けるも数を生かせず、孔明の薫陶を受けた王平に手も足も出ない

費禕
費禕

救援間に合った! さすが王平殿!

 倍からの援軍も到着。さすがに魏軍は万事休す。

曹爽
曹爽

ちくしょー! 負けるのはいいが、爺が付け上がるのだけが気に入らねえぜ!

何晏
何晏

どんだけー!

 魏軍を追い払った次の年、蒋琬死去。さらには王平も亡くなった。

嗚呼、孔明の教え子たちが次々と死んでしまう…

 つづく。

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